ご挨拶
ロペス涼子
Beyond All 代表理事
健康は富です。
私はかつて体調を崩し、長く不調の時期を過ごしていたことがありました。そのとき、主治医にヨガや鍼灸を勧められたことがきっかけで「セルフケア」に目を向けるようになりました。 私たちは頭痛や肩こりがあるだけでも気分が優れなくなり、その状態が続けば生活の質も落ちてしまいます。さらに病気や加齢などで思うように体を動かせなくなったり、社会とのつながりが薄くなったりすれば、生きる力に影響を及ぼすこともあります。 生きている限り、私たちは少しでも元気でいたい、心地よく過ごしたい、と願います。そのためには日頃から心身をケアし、バランスを崩してしまったときにはそれを整え直すすべが必要です。 これまで、ご病気やケガなどがきっかけで 《体を動かす機会が少なくなった》 《これまで通っていた体操教室に行く自信がなくなった》 《体を動かせる場所がない》 《医師から運動を勧められているが、何をすればいいのか分からない》 等々、患者さんを含め多くの方々の声を耳にしてきました。 Beyond Allでは、体の動きに自信のない方、初めてヨガをされる方、手術後等で不安をお持ちの方などでも安心して体を動かせる機会や環境づくりを行っています。 自分自身のためはもちろん、大切な方のためにも、"自分を大切にする=セルフケア" が日常に溶け込む世の中になることを、それがやがて暮らし全体(トータルライフ)のケア、社会全体(ソーシャルライフ)のケアへとつながっていくことを願ってやみません。 皆さんが日々を少しでも心地よく、自分らしく過ごせますように。 そんな願いを形にしたいと思っています。 |